心配するな――俺がついているから 久しぶりに大学に来た美月は注目を浴びてしまう。高級車で、人並み以上の容姿をもつ零司と護衛たちに送迎されたからだ。美月自身も服や髪、髪型まで様変わりしている。唯一の友人は変わらず親しく接してくるが――突然、友人の心の声が聞こえてしまった。かつて貧しく惨めだった自分への同情と、嫉妬の声が…。その上いとこの瑠奈が現れ、零司が叔母たちに、搾取していた美月と縁を切れと一方的に言い放ったこと、手切れ金を渡してきたことに言いがかりをつけ、危害を加えようとしてきて!?

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