ガイドだけを狙って殺すという《ガイド殺し》に妻でありパートナーであったガイドを殺された、ケイデン・ウルフ。妻を亡くしてから自分を暴走の危機に追い詰めていた彼はセンターから派遣されたS級ガイド、ユーピテル・バレリックスとともに《ガイド殺し》を追跡することになる。妻に対する罪悪感と悲しみのせいでガイディングを拒んでいたケイデンはユーピテルのガイディングにより今まで経験したことのない幸福感と快楽を感じてしまう。そのため少しずつユーピテルに依存するようになると同時に自分自身に対する嫌悪感も大きくなっていく。一方、ただ好奇心と面白半分でケイデンをガイディングしていたユーピテルは不器用な彼にだんだん惹かれるが…。