姉を殺した伯爵に復讐を誓い、プラトルボ学園に特待生として通っていた元平民のベルタ。 無事復讐を果たしたベルタは目的を失うも、伯爵家の養子となり、侯爵令息であり婚約者となったハンネスから助言を得て、新たな目標のもと、学園生活を送っていた。 伯爵令嬢となったことで、すでに特待生の条件からは外れたベルタだったが、試験で成績を３位から１０位に落としてしまい、衝撃を受ける。 マルガレータ公爵令嬢、第二王子ベネディクトといった友人たちに慰められるが、家庭教師を申し出た婚約者ハンネスには警戒心を抱いていた。 ある日、淑女教育の一環としてマルガレータ主催のお茶会に参加したベルタ。 レンナルトの婚約者ローゼマリー子爵令嬢や、マルガレータの妹ガブリエーレと出会う。 ガブリエーレは何やらベルタに嫉妬をしているようで――。 ベルタはそんなガブリエーレから贈られた香炉のお香からある異変に気付く。 姉を蝕んだ悪夢が再び──。甘美な香りの裏に潜む、真実とは一体！？ またもや目的のため一人突っ走るベルタの予測不可能な学園ファンタジー、待望の第二弾！

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