あらすじ神の力を得た少年は 己が「国」を描き始める―― 「谷の神」の憑代として、雑兵から「加護持ち」へと成り上がった少年カイ。 豚人族の大戦士を討ち、小人族と鹿人族の帰依を受けたことで、 谷には小さな国が生まれようとしていた。 しかし大僧院から遣わされた真理探究官ナーダが、 谷の神を人族のものとすべく暗躍する…。 そしてカイは、「調停者」として種族を超えた戦いに巻き込まれていくのであった。