あらすじアリバイ破りの名手ロンドン警視庁のフレンチ警部は、丹念に緻密に足を使う捜査で有名で「足の探偵」の異名をもつ。彼はクロフツの多くの重厚な長編で活躍するが、気の利いた多くの短編でもその片鱗をみせる。ここにまとめた2巻によってその全容が判明する。本巻には「床板上の殺人」「上げ潮」「自署」「シャンピニオン・パイ」以下21編を収めた。