とある事件を起こし刑務所に収監されていた、元ヤクザの甲野玄太(59)。十数年の刑期を経て出所となったが、世の中は昔とはすっかり変わっていた。1日も早く自立した生活を取り戻すべく日々奮闘する甲野の前に見知らぬ子供が現れ……。スカイツリーが見下ろす街で、前科ありの元ヤクザと毒親にネグレクトされた少年は傷つきながらも「食」を通じて絆を深めていく――。詳細
モモさん通報5.0悲しいけれど、大切なことを思い出させてくれるまだ1巻しか読んでませんが、悲しくて美しくて愛おしい作品でした。私たちは、こんな風に罪を償おうと真面目に生きている人、虐待されていても必死で生きようとしている子どもたちがいることを決して忘れてはいけないのだと痛感しました。「最初で最後の夏休み」が暗示するように、ハッピーエンドにはならないんだろうな…とは思ってますが、甲野さんにも少年にも幸せになってほしいです。2025/07/11いいね