企業は、人間とバーチャルのインフルエンサーのどちらを起用すべきだろうか。ソーシャルメディアで多くのフォロワーを持つ人物を使った自社商品の宣伝は、一般的なマーケティング手法だ。しかし、人間のインフルエンサーは時にブランドのイメージや価値観にそぐわない言動をすることがある。一方で、バーチャルインフルエンサーはコンピュータが生成したイメージであり、プロモーションのメッセージを台無しにするリスクが少ない。本書では、人間とバーチャルそれぞれのメリットとデメリットを理解するために必要な5つの視点を紹介し、企業がインフルエンサーマーケティング戦略を立てる際に役立つ知見を提供する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2024年8月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。