いくら話し方を磨いても、相手に伝わらなければ意味がない――
大切なのは、伝えることではなく、「伝わる」こと――
本書では、1万3000人への指導実績がある「伝え方」のプロが、「非言語」「心理学」「行動経済学」を融合した、「伝え方」の最適解を伝授。「言いたいことが伝わらない!」を解消する必読書です。
まず、「言語」に関しては、伝わりやすい文章の型や話し方の型などが、ずいぶん前から法則として引き継がれています。コミュニケーションが苦手な人ほど、これらを使わない手はありません。口下手の割になぜだか相手に話が伝わる人には、文章の構成がしっかりしている人が多いです。
しかし、伝わり方に関わるのは、「言語」だけではありません。「非言語」もまた、重要な役割を果たします。それは、見た目や顔の表情、雰囲気といったものです。
また、相手に話しかけるタイミングや位置・距離の選び方、肩書きや比較対象を使った見せ方など、「心理学」を考慮した伝え方をするかどうかでも変わります。
さらに、例えば「手術の成功率は95%」というのと、「手術の失敗率は5%」というのとでは、前者の方が安心感を与えられます。これは「行動経済学」に基づく内容です。
このように、相手への伝わりやすさには、「非言語」や「心理学(社会心理学)」、「行動経済学」が大きく影響しているのです。
本書では、「伝え方」に悩むすべての人に向けて、さまざまなコツをお伝えしています。
さあ、「非言語」「心理学」「行動経済学」を意識した、「伝え方」の最適解を学んでいきましょう。