「もし明朝の結婚パーティやお葬式に招かれたら、どんな格好で行けばよいでしょう?」 本書では、中国の明朝(1368~1644年)における性別・年齢・身分・季節による服飾の違いや、日常生活や冠婚葬祭など、具体的なシチュエーションに応じた装いを紹介。再現イラストと豊富な資料で、当時の人々の生活を身近に感じられる新機軸の図版資料集です。貴重な装束の現存史料や模式図、当時の人々の姿を描いた絵画作品なども満載。「中華らしさ」を確立した時代の服飾と着用シーンが、鮮やかな図版で蘇ります。龍や麒麟、草花などを織り表した鮮やかな文様、染色や刺繍、繊細な彫金など、技巧を凝らした服飾品の写真、中国の季節行事や風習など、伝統や規則を重んじる当時の人々の様子を垣間見ることができます。