あらすじ改正当初には想定されてなかった問題が浮上するなかで、どのような解決が望ましいのか、 派遣法に関する多くの論稿を世に出している著者が、 批判を交えながら自説を展開し、派遣法の在り方を提示する研究書。 労働者派遣法は、1985年の制定以来、数々の改正を経て現在にいたっている。 とくに2015年改正では、違法派遣先に対する労働契約申込みみなし制が規定され、この運用に関する訴訟が多く提起され、裁判所の判断が出されてきた。 このような状況の中であるべき労働者派遣法の姿を提示する。