とても寒い北国の小さな村に、大きなリンゴの木がありました。世話をしているのは村の老人アプル。けれども、このリンゴの木には花が咲かず、実を結ぶことはありません。村人たちはくすりを使うことをすすめますが、アプルはかつてタネを渡してくれた旅人のことばを信じてことわり続けます。しかし、いつになっても花は咲きません。不安をおぼえたアプルは、リンゴの木に涙をおとしました……。詳細