山の中にぽつんと立っているユリノキの巨木。年老いたユリノキが、ある日、ひとつぶの涙を流します。あらわれたボノロンに、ユリノキは、かつてここにあった小さな学校と、ひとりの先生の話をはじめます。ユリノキを植えてくれ、いつも話しかけてくれた先生。そんな先生が、最後に言っていた願いを、自分が枯れてしまう前に、かなえたいと言うのですーー。詳細