それは、なんともふしぎなこうけいでした。空ははれているのに、巨木の上にだけ雲が雨をふらせているのです。ボノロンは、その雨が「雲の涙」であることに気づき、空へとまいあがります。すると雲は、悲しみにくれる、ある家族のことを話しはじめます。息子のゲンを海のじこでなくしてから、3年間も泣き続けている家族をはげますために、ボノロンは雲と力をあわせるのでした。詳細