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森の戦士ボノロン ポラメル復刻版 【合本シリーズ】2008年

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1,200
【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2008年2月号~12月号が収録されています。】《2008年2月号 にじの宝ものの巻》生まれつき病気のラルは、ベッドから見える窓の外の景色しか知りません。その中で一番好きなのは、美しいにじの景色でした。いつかにじをすべり台にして遊んでみたいと夢見ています。にじの話をする時、ラルの目はキラキラと輝き、少しだけ元気になるのです。けれども、ラルの病気は重くなるばかり。もう二度とにじを見られないかもしれません。ラルのお父さんとお母さんは庭の木の下で悲しみの涙を流しますーー。《2008年4月号 ジンタのぼうしの巻》小さな海辺の村にある松の巨木の下に、おばあさんのジンタが腰かけています。ジンタはもうすぐ寿命をむかえようとしています。夕日を見ながら、立派な漁師だったお父さんとの約束を思い出します。それは、お父さんの”誇り”になるような娘になること。その後、お父さんは海で命を落としてしまいます。はたして自分はこの約束を守れたのだろうか……。形見の帽子を手に、ジンタは涙を流しますーー。《2008年6月号 ぼくはぼくの巻》いじめられっ子のヤンタンは、心やさしい男の子。地面のアリを踏まないように守り、自分の血を吸う蚊もたたかずに見守るのです。そんなヤンタンを村の子どもたちは変だと言い、だれも友だちになろうとしませんでした。ヤンタンは悲しくて、ただ命あるものを守りたいだけなのにと、巨木に涙を落とします。ボノロンは、ヤンタンと似た少年を見たことがあると言います。それは、このあたりで一番えらい老師様のことでした。《2008年8月号 ないしょの夢の巻》ふたごの兄弟ハルとパルは、なくなったお父さんのガイロのことを話していました。自分たちを立派に育ててくれたお父さんの夢はなんだったのだろう? 今ならお父さんの夢をかなえてあげられたのにと、巨木に涙を落としました。あらわれたボノロンは、“時の年輪”を使って過去へふたりを連れて行きます。そこには、汗を流しながら荷車でスイカを運ぶ両親の姿が。ハルとパルは、手伝いながら両親と話をするのでした。《2008年10月号 まぬけ杉の巻》ある村に、タンという男の子がいました。タンのお母さんは仕事中も食事中も、いつもいねむりばかりしています。学校で先生にほめられた絵を見せてもいねむり。タンの大好物のオムレツも、いねむりして焦がしてしまいました。とうとうタンは泣き出し、お母さんなんて大きらい! と家をとび出し、“まぬけ杉”に涙を落としました。あらわれたボノロンは、その木がお母さんのいねむりの原因を知っていると言います。《2008年12月号 ユリシアの青い涙の巻》青い羽を持つ美しい妖精が、巨木に涙を落としました。妖精の住む森が、昆虫かいじゅうゲズラに荒らされてしまったからです。涙の願いを聞いたボノロンも、なぜか悲しい顔をしています。実はこの妖精は、かつてボノロンと同じタスムン族の女の子だったユリシアでした。ボノロンとユリシアは一番の仲良しでしたが、ユリシアは病気でなくなり、妖精に姿を変えました。その時に、タスムン族の頃の記憶をなくしてしまっていたのです。
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森の戦士ボノロン ポラメル復刻版 【合本シリーズ】の作品情報

あらすじ

【この合本版には、『森の戦士ボノロン ポラメル復刻版』2008年2月号~12月号が収録されています。】《2008年2月号 にじの宝ものの巻》生まれつき病気のラルは、ベッドから見える窓の外の景色しか知りません。その中で一番好きなのは、美しいにじの景色でした。いつかにじをすべり台にして遊んでみたいと夢見ています。にじの話をする時、ラルの目はキラキラと輝き、少しだけ元気になるのです。けれども、ラルの病気は重くなるばかり。もう二度とにじを見られないかもしれません。ラルのお父さんとお母さんは庭の木の下で悲しみの涙を流しますーー。《2008年4月号 ジンタのぼうしの巻》小さな海辺の村にある松の巨木の下に、おばあさんのジンタが腰かけています。ジンタはもうすぐ寿命をむかえようとしています。夕日を見ながら、立派な漁師だったお父さんとの約束を思い出します。それは、お父さんの”誇り”になるような娘になること。その後、お父さんは海で命を落としてしまいます。はたして自分はこの約束を守れたのだろうか……。形見の帽子を手に、ジンタは涙を流しますーー。《2008年6月号 ぼくはぼくの巻》いじめられっ子のヤンタンは、心やさしい男の子。地面のアリを踏まないように守り、自分の血を吸う蚊もたたかずに見守るのです。そんなヤンタンを村の子どもたちは変だと言い、だれも友だちになろうとしませんでした。ヤンタンは悲しくて、ただ命あるものを守りたいだけなのにと、巨木に涙を落とします。ボノロンは、ヤンタンと似た少年を見たことがあると言います。それは、このあたりで一番えらい老師様のことでした。《2008年8月号 ないしょの夢の巻》ふたごの兄弟ハルとパルは、なくなったお父さんのガイロのことを話していました。自分たちを立派に育ててくれたお父さんの夢はなんだったのだろう? 今ならお父さんの夢をかなえてあげられたのにと、巨木に涙を落としました。あらわれたボノロンは、“時の年輪”を使って過去へふたりを連れて行きます。そこには、汗を流しながら荷車でスイカを運ぶ両親の姿が。ハルとパルは、手伝いながら両親と話をするのでした。《2008年10月号 まぬけ杉の巻》ある村に、タンという男の子がいました。タンのお母さんは仕事中も食事中も、いつもいねむりばかりしています。学校で先生にほめられた絵を見せてもいねむり。タンの大好物のオムレツも、いねむりして焦がしてしまいました。とうとうタンは泣き出し、お母さんなんて大きらい! と家をとび出し、“まぬけ杉”に涙を落としました。あらわれたボノロンは、その木がお母さんのいねむりの原因を知っていると言います。《2008年12月号 ユリシアの青い涙の巻》青い羽を持つ美しい妖精が、巨木に涙を落としました。妖精の住む森が、昆虫かいじゅうゲズラに荒らされてしまったからです。涙の願いを聞いたボノロンも、なぜか悲しい顔をしています。実はこの妖精は、かつてボノロンと同じタスムン族の女の子だったユリシアでした。ボノロンとユリシアは一番の仲良しでしたが、ユリシアは病気でなくなり、妖精に姿を変えました。その時に、タスムン族の頃の記憶をなくしてしまっていたのです。

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