傷つけたくないから、君には触れられない 長雨のせいで療養院では体調を崩す者が続出していた。 ヴォルフもその中のひとりで、高熱が出たためリーリエの看病を受けていた。 しかし「熱が出てから体に力が入らない」と、ヴォルフは怪物の力が消えてしまったことを心配して、 リーリエに手を伸ばした。詳細