【書籍説明】
織田信忠は亡父信長の遺志を継ぎ、天下一統を成し遂げた。
信忠は今までの封建制とは異なる中央集権制を取り入れて、東京に幕府を開いた。
新しい世が始まった。
信忠は兵農分離を徹底し、度量衡を統一し、米中心経済から貨幣経済に移行させた。
常備軍を置き、官僚群による政治を始め、商工業・海外貿易の発展に尽力した。
一方、茶々姫を誘拐した羽柴秀吉は海賊まがいの貿易商人となり、中国南部からフィリピンにかけて一大勢力を築いた。
秀吉の海賊船は、しばしば幕府公認の商船を襲うようになった。
また、多大な植民地と無敵艦隊を誇るスペインは、オランダやイギリスに制海権を脅かされ始めたばかりか、アジアの制海権・貿易を織田水軍や幕府公認商船に奪われてしまった。
日本の海外進出を無視できなくなったスペインは、ついに日本侵略を決意した。
迫る日本の危機を、信忠はどう乗り越えるのか?秀吉は、スペインと日本、どちらに味方して、どう動くのか?
【目次】
茶々姫誘拐
船出
発明家
宣教師
フィリピン
織田一門
海賊商法
豊臣軍団
新教旧教
海外出陣
海南島
逃亡先
スペイン軍出撃
無敵艦隊アルマダ
無敵艦隊敗退
天下泰平