あらすじリングにチョーカー、黒い爪、耳には無数のピアス──売れないバンド・666DOPESの茜はエキセントリック。柊生は彼に振り回されながらも、惚れた弱みでまめに世話を焼く。自傷を繰り返し、痛いセックスを求めてくる茜に戸惑いながらも愛したい柊生はやがて茜の心に秘めたトラウマを知りたくなってしまう。「なんで自傷すんの?」「理由なんかねえよ」けれど茜の背後には薄暗い過去が蠢いていた。タナトスとエロスの間でふたりぼっちの愛を掻き鳴らすセックス、ラブ&ロックンロール。