【内容紹介】2023年3月31日に東京証券取引所より資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応の要請が各上場企業になされたことで、上場企業各社は資本コスト経営を事実上迫られることとなった。しかし、そもそも、事業会社にとって、なぜ、資本コストや株価を意識した経営が求められているのか、その全体像を理解し、かつ実務上で参考になる本となると、なかなかないのが現状である。そこで、ファイナンス系ビジネススクールでMBA科目を学び、卒業後はアナリストとして数多くの企業の企業価値評価を行い、現在は社外取締役・大学教員としてガバナンスの改善活動に取り組んでいる筆者が、取締役、執行役員、経営企画部門、財務経理部門など会社経営に携わる方、コンサルタントなどへ向けて、資本コストや株価を意識したコーポレートガバナンスの基本について、初心者向けに分かりやすく一冊の本にまとめる。【目次】第1章 何故、資本コストや株価を意識しなければならないのか第2章 企業価値を理解する第3章 コーポレートガバナンスの基礎を知る第4章 会社法を理解する第5章 コーポレートガバナンス関連制度を理解する第6章 企業価値向上のための超えるべき3つの障害第7章 企業価値を向上させるための企業価値経営の6Gとは第8章 ガバナンスを機能させるための工夫