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纏う香りは木犀花、綴るは砂糖菓子 第二話

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200
年下の青年に、いいようにされてしまった。嫌ではなかった。――けれど、彼の想いは若さ故のものではないだろうか。そう思い耽りながら、原稿用紙を見つめる夜慧。けれども彼の中で、過去の千大の眼差しと、今とが重なりあい――…。
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