私は、バルドさんのことが好きだったの? 恋していたの? 愛していたの?やっとバルドへの気持ちに気づいたセシリアだが、ユリア王女のアルロニア帝国への輿入れも決まり、専属侍女としてアルロニア帝国についていくことに。二人は想い合うも、それぞれの道を進み出した。そんなある日、第二騎士団を率いてトルッカ砦へ遠征に行っていたバルドは謎の敵の襲撃に遭う。瀕死の重傷を負い、片目を失った騎士団長のバルド。戦えなくなった彼がガルオス侯爵家から廃嫡されることを知ったセシリアは……。私の幸せは、あなたが決めることではありません。だから――あなたに一世一代の勝負を挑みます!私は私の道を行く。セシリアが最後に選んだ道は? 婚約破棄から始まったセシリアの成長譚、ここに感動のフィナーレ!