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トーキングヘッズ叢書(TH Seires)は、
アート・文学・映画・ダンスなどさまざまなカルチャーシーンを
オルタナティヴな視点から紹介・評論するテーママガジン。
No.102のテーマは、「メランコリア幸福論」。
破滅に瀕したこの世界、メランコリーとともに生きよう。そこに幸福を思おう。
特集以外にもレビューなど盛りだくさんです!
▼主な内容
◎巻頭ヴィジュアル/菊地拓史、村上仁美、イヂチアキコ、日隈愛香他
◎壊れゆく世界にて●本橋牛乳
◎映画と絵画の北方メランコリア~ハマスホイの絵画と、『吸血鬼』『冬の光』『ノスタルジア』『バベットの晩餐会』●浦野玲子
◎鬼才ラース・フォン・トリアー、「鬱」が生んだ問題作の数々●浅尾典彦
◎前衛映画「狂った一頁」の鬱的世界は、どのように受容されたか●高槻真樹
◎あてどない憂鬱と不安の調べ~寄り添う音楽、描き出す音楽●白沢達生
◎ムンクに魅せられて●八本正幸
◎セザンヌ夫妻の新・幸福論●馬場紀衣
◎デューラーとクラーナハ、メランコリーの水脈●並木誠
◎墓地派詩人と憂鬱の喜び●市川純
◎鬱々悶々の果てなる風景~『更級日記』の成立●宮野由梨香
◎大正文学と「憂鬱」~佐藤春夫が投げかけた波紋●待兼音二郎
◎政治の暴力が蔓延するこの憂鬱な世界で~ハン・ガン『別れを告げない』を読む●穂積宇理
◎メランコリアは不老不死を目指す~「永遠の命」最前線●ケロッピー前田
◎「土星の徴し」と現代の「メランコリイの妙薬」●風月純史
◎世界は残酷である●釣崎清隆
ほか