王の姪シェリルは異空間の図書館に読んだ文字を保存する能力持ち。ある日その図書館で自分の伝記を発見する。読んだ記憶のないものがなぜ?しかもそこにはこれから嫁ぐ敵国の侯爵ルークに殺されると書かれていた!生き残るために考えた作戦は――「メロメロにすればいいのよ!」しかしシェリルは空回りしルークに笑われるばかり。「いい子だから、他の男にこんなことしちゃダメだよ?」飄々とした侯爵とのラブコメ!【電子特典付き】「今晩、お部屋に行くので待っていてください・・・・・・」頬を染めたシェリルにそう告げられたルークだが、夜部屋を訪れた彼女の手には絵本が・・・・・・。最近よく眠れないルークのために、読み聞かせをしてくれるらしい。そんなシェリルを可愛く思ったルークはひそかに考えを巡らせる。(さて、どうやってからかうかなぁ)書き下ろしショートストーリー『眠れぬ夜に』を収録!