なぜ12平均律がピタゴラスから2400年もの間
人々の心をとらえ続けてきたのか?!
12平均律という音律は、西洋音楽が紀元前6世紀から、
19世紀まで約2400年かけて至った一つの答えだ。
発案者のピタゴラスの死後一度は忘れさられ、クラウディオ・プトレマイ
オスや、ヨハネス・ケプラーなどに再発見されてきた。
そしてその長い歴史の中で、ルネサンスのジョヴァンニ・ピエルルイー
ジ・ダ・パレストリーナ、クラウディオ・ジョヴァンニ・アントニオ・モンテヴェルディ、
バロックのヨハン・セバスティアン・バッハのような様々な
美しい音楽を生み出し、ジャン・フィリップ・ラモーのような理論家によって
音楽にとって必然的な流れとして、辿り着いた答えだ。
第一章 ドレミファソラシ音楽は特殊な音楽?
第二章 音階と数学
第三章 12平均律、純正律、自然倍音とは何か?
第四章 楽譜の誕生
第五章 12平均律前と後 ~ピアノの誕生と新しい音楽~
第六章 数学ということ
第七章 これからの音楽
第八章 良い音楽とそうでない音楽
第九章 音楽と建築 パラボラ実験
第十章 質疑応答