博徒の素性を辿るうちに明らかになったものとは…
藩勘定方をめぐる黒い闇を九十郎の剣が斬る!
長篇時代剣戟。
揉め事の内済を生業とする九十九九十郎を地酒問屋《三雲屋》の女将が訪ね、七雁新三という博徒の素性を調べてほしいと大金を預ける。
新三は岩槻城下の貸元に草鞋を脱いでいるらしい。
三雲屋も女将も岩槻の出身だった。
九十郎は貸元を訪ねる。
二十一年前、藩勘定方が酒造の運上冥加を巡る不正を疑われ、藩を追われた。
三雲屋が藩御用達になったのはそれからという……
長篇時代剣戟。
仕舞屋侍 夏の雁〈新装版〉
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