支配か、誇りか。王女が迎える運命の結末とは。執着に満ちた敵国王・アルスターのもとで、デアドラの心と身体は、深く深く堕とされていく。優しかった幼馴染・ノイッシュとの記憶は、遠い夢のように霞み、快楽と混乱の渦の中で、彼女は次第に「感情」と「意思」を喪っていく。それでも、心の奥に残る想いが消えきらない限り、王女としての誇りは、完全には崩れない。歪んだ支配と欲望の果てに、王女が選ぶ答えとは?甘美な支配、倒錯した愛、そして血塗られた真実が交錯するダークファンタジー完結編。狂気の王と誇り高き王女の関係が、ついに終着点を迎える。これは、奪われた愛と誇りをめぐる、運命の物語。40ページ