神の嫁に人間の娘などふさわしくないと、狐白の母・玉藻(たまも)に結婚を激しく断られるかやたち。狐白も負けじと強気の応対をするが、現当主の回答は……?私のことを誰も知らない場所で――。虐げられながらも密かに幸せを夢見ながら耐え忍ぶ娘を、土地神狐の深い愛が神隠す物語。詳細