雨の降る夜。社畜の斉木(さいき)は公園のベンチで疲れ果て、眠ってしまっていた。声をかけ、傘を貸してくれたのは、エスニックカフェの店員だというミステリアスで美しい青年。後日カフェを訪れた斉木に、彼は典(てん)と名乗る。おいしいチャイ、異国の音楽、異国の匂い…そして典の雰囲気に惹かれた斉木は、仕事を調整して毎週カフェに通うようになる。しかし週末、街で偶然出会った典はーー。日々に疲れた社畜リーマン×ミステリアスなエスニックカフェ店員秘めやかな夜にはじまる美しく優しいラブストーリー。(※各巻のページ数は、表紙と奥付を含め片面で数えています)