山本さんによって清麿の謎がひとつ解かれたと考えるべきだろう――
【巻末解説:葉室麟】
「この刀はおれです。おれのこころです。折れず、撓まず、どこまでも斬れる。そうありたいと願って鍛えたんだ」
信州小諸藩赤岩村に生まれた山浦正行、のちの源清麿は、九つ上の兄真雄の影響で作刀の道にのめりこむ。
隣村の長岡家に十八歳で婿に入るが、刀に対する熱情は妻子をおろそかにさせるほどたぎるのだった……。
幕末最後の天才刀鍛冶、その波乱の生涯を描く!
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