――月虫の姫ぎみの はなしを して あげよう。 月虫と いうのは、なまえの とおり、月に すんで いる 虫だ。 地球にうみおとされた月虫のたまごはやがてふしぎな音をたてはじめて……。 『博物館の少女』の富安陽子が文を、『海獣の子供』の五十嵐大介が絵を描く、新感覚おとぎ話。詳細