【内容紹介】人生100年時代の中、年功序列や一社終身雇用制度は崩れ始め、「はたらく」をとりまく社会環境は激変しています。これまでのような画一的な働き方ではなく、多様な個人に対応した、働き方や人材育成、雇用モデルといった変革は、もはや日本社会において待ったなしの必須課題となっています。こうした状況の中で、一人ひとりの個人が、自律的に成長し続けるために不可欠なのが「キャリアオーナーシップ」。はたらく個人の力を最大化させ、社会の力にするために、企業はどう向き合い、新たな関係性をつくっていくべきなのか? まだ答えのない問いに対し、先駆的に取り組む企業が自ら実践・実証し、企業と個人の持続的な成長を実現する「はたらく未来」を模索していくための羅針盤・入門編的位置づけの教科書としてお届けする一冊。本書では「キャリアオーナーシップ(=個人が自分の「キャリア」に対して主体性(=オーナーシップ)を持って取り組む意識と行動)」を以下のような視点からまとめています。①個人一人ひとりが「自らのキャリアはどうありたいか、いかに自己実現したいか」を意識し、納得のいくキャリアを築くための行動をとっていくこと②個人が自らの問題意識を持ち、学び、働くことを通じて、自らの「羅針盤」をもってキャリアを構築していくこと【目次】1 キャリアオーナーシップとは何か2 キャリアオーナーシップを阻むもの-個人と組織が抱える3つの壁3 キャリアオーナーシップを実現する制度設計4 キャリアオーナーシップを促す組織の醸成5 キャリアオーナーシップと事業貢献の可視化6 キャリアオーナーシップに消極的な層へのアプローチ7 キャリアオーナーシップの意義を知らせる8 キャリアオーナーシップとリスキリングの関係9 越境学習の実践とその効果10 これからのキャリアオーナーシップ経営11 人事担当者へのエールと未来への展望12 おわりに付録:今すぐできる打ち手107