科学史家ニーダムによって「中国科学史における一座標」と評価される本書は,11世紀北宋の人沈括が著した多彩をきわめる随筆。筆は,天文,暦法,算学,化学,薬学から,政治,経済,文学におよぶ。最終第3巻は,雑誌,薬議と「補筆談」「続筆談」。沈括の略伝と総索引を付す。詳細