モンゴル国は日本海を隔ててわずか3,000キロメートルのところにある、日本の隣国である。
こうした物理的な近さのわりには、その国のたどった運命についてあまり知られてこなかったのではないだろうか。
旧ソ連につづいて世界で2番目に社会主義を採用し、約70年を経て市場経済へと移行した。
言い換えれば、この世の平等を模索する20世紀の実験場の一つとなったのである。
その歴史的意味を具体的に理解するために、モンゴル人自身の語りに耳を傾けよう。
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モンゴルの二十世紀 社会主義を生きた人びとの証言