『線は、僕を描く』の著者が描く、「水害」と「消防」その闘いと涙。
魚鷹が見守る町で、秋月龍朗は最高の消防士だった。五年前のあの日、濁流が町と彼の心に、癒えない傷跡を刻むまでは。現場を追われ、辿り着いた指令室。そこは、同じ痛みを抱える仲間たちと、声だけで命を繋ぐ場所。炎の中から命を救ってきたその手で、男は今、受話器を握る。
町と、そして自分自身の再生をかけた静かな闘いが、いま始まる。
11月11日発売予定
通知管理を見る
販売後に設定できるようになります
販売後に書けるようになります

龍の守る町