「初恋は、呪いのように心にこびりつく」高校時代、城はサッカーにすべてをかけていた。プロを目指せるほどの選手だったのに、怪我であっけなく夢は終わる。抜け殻みたいになったとき、初めて「恋をしてみよう」と思った。でも、好きになったのは男だった。相手は、2つ下の後輩・黒瀬。恋は、誰にも知られずに始まり、そして誰にも知られないまま終わった。──それから数年後。城の前に、あの黒瀬が現れる。まさかの同僚として。距離を詰めてくる黒瀬に、城の心は揺れっぱなし。忘れたはずの初恋が、再び動き出す。元不良×元スポーツマンの、初恋BL。29ページ
