全巻(1-6巻 完結)

蟷螂の檻(5)【電子限定特典付】

出版社:
4.8
31
700
【電子限定!描き下ろし特典ペーパー収録】 闇BLの傑作、ここに完結ーー! 狂愛の炎の中で共に逝こうとした典彦と育郎。 しかし、育郎が義兄・蘭蔵に助け出され、二人の心中は失敗した。 育郎は、大学の同級生、飯田に保護され東京へ。 典彦とは炎の中で別れ、 それきり離れ離れとなった。 かつて育郎に好意を寄せていた飯田は、 傷ついた友をやさしく気遣った。 兄弟ごと東京の自宅へ住まわせ、 穏やかで真っ当な生活を提供した。 だが、典彦と別れ別れになったその日から 育郎の心は空っぽなまま。 心も体も食い荒らすような愛され方に傷ついたはずだったが、 典彦の不在に、育郎の心は――? 下剋上主従が織りなす、 執着と依存の官能時代ロマン、 ついに完結!
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蟷螂の檻のレビュー

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    オリーブさん
    5.0

    愛憎の匂いが充満していて・・・。

    時間のある時、精神良好な時に全巻一気読みしようと思い、
    全6巻購入後、塩漬け数年。(さすがに長いよw)
    ようやく完読しました。
    全巻、それぞれから様々な香りが匂い立つようでした。
    黴の匂い。血の匂い。汗の匂い。
    いわゆる異臭・悪臭と言って良い類の・・・。
    それらの匂いが混然一体となって身にまとわりつき、
    愛の不可思議の目撃者の一人とされたような気持ちです。
    幸せは人それぞれ。
    他人では分からない、決められない、計り知れない、
    本当に主観的で個人的な物なのだと、
    改めて伝えてもらった様な気がしています。

    再読にはまた覚悟が必要だなぁ・・・。
    2025/06/06
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    サラ
    5.0
    存外にキレイな話でした。
    ウキウキで買った小冊子は、基本中の人シリーズで買わなくてもよかったかなと。
    2023/04/23
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    りりんりながい
    4.0

    世界観が素晴らしいけど読後感は消化不良

    とてもいいお話です。耽美で背徳的。
    でもなんか救いがなさすぎるというか、いや救いはあるのかも知れないけれど…。
    個人的に、最後が急ぎ足だったかな。歪みに歪んだ典彦の執着と愛憎の背景が描ききられず終わった感覚がありますが
    最後辛くなりすぎてこちらも駆け足で読んだので、理解しきれてないのかも。
    でももう一度じっくり読むのはこちらの精神力も試されるというか…。
    とにかく登場人物全員が心(体も)が痛み苦しい物語でした。
    2023/04/03
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    バナナさん
    4.0
    読むのも一苦労だった。なんやかんやありつつ、なんだろう。これはそれぞれにハピエンという事なのかなぁ。複雑。

    ただ小冊子はいらなかったなぁ。そのまま終わりにして欲しかった。小冊子で消化不良になった。
    2022/06/14
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    リンゴさん
    4.0

    え?終わり!?

    急いでまとめて端折って終わらせましたって感じの終わりでモヤモヤが残ります。
    4巻までは、たまたま読んだ自分を褒めたい!
    出会えた奇跡に感謝!!レベルの
    「神作品」だと思っていたので本当に残念な終わり方が悔やまれる…
    4巻までは文句なく☆5ですが
    最終巻の残念さで☆1つマイナスしました。
    2022/03/25