全巻(1-6巻 完結)

蟷螂の檻(3)

出版社:
4.8
31
600
「私のかたちです。覚えてください」ついに長年の使用人・典彦(のりひこ)に処女を散らされた當間(とうま)家の若当主・育郎(いくろう)。男の味を知った育郎は社長室、会社の便所、車内、旅館――と人目を避けて典彦に抱かれ、雌のように体を開発されていく。妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)や政略結婚の妻・さち子(こ)との関係に揺れながら典彦の愛に縋る育郎だったが、とある男に、その体を所望され――!? 下克上主従が織り成す、執着と依存の官能時代ロマン。「開いて拡げて奥まで刺し貫くんです」サイコパス執着攻×メス若社長…女にされていく背徳――注目の第3巻!
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蟷螂の檻の作品情報

あらすじ

「私のかたちです。覚えてください」ついに長年の使用人・典彦(のりひこ)に処女を散らされた當間(とうま)家の若当主・育郎(いくろう)。男の味を知った育郎は社長室、会社の便所、車内、旅館――と人目を避けて典彦に抱かれ、雌のように体を開発されていく。妾腹の兄・蘭蔵(らんぞう)や政略結婚の妻・さち子(こ)との関係に揺れながら典彦の愛に縋る育郎だったが、とある男に、その体を所望され――!? 下克上主従が織り成す、執着と依存の官能時代ロマン。「開いて拡げて奥まで刺し貫くんです」サイコパス執着攻×メス若社長…女にされていく背徳――注目の第3巻!

蟷螂の檻のレビュー

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    オリーブさん
    5.0

    愛憎の匂いが充満していて・・・。

    時間のある時、精神良好な時に全巻一気読みしようと思い、
    全6巻購入後、塩漬け数年。(さすがに長いよw)
    ようやく完読しました。
    全巻、それぞれから様々な香りが匂い立つようでした。
    黴の匂い。血の匂い。汗の匂い。
    いわゆる異臭・悪臭と言って良い類の・・・。
    それらの匂いが混然一体となって身にまとわりつき、
    愛の不可思議の目撃者の一人とされたような気持ちです。
    幸せは人それぞれ。
    他人では分からない、決められない、計り知れない、
    本当に主観的で個人的な物なのだと、
    改めて伝えてもらった様な気がしています。

    再読にはまた覚悟が必要だなぁ・・・。
    2025/06/06
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    サラ
    5.0
    存外にキレイな話でした。
    ウキウキで買った小冊子は、基本中の人シリーズで買わなくてもよかったかなと。
    2023/04/23
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    りりんりながい
    4.0

    世界観が素晴らしいけど読後感は消化不良

    とてもいいお話です。耽美で背徳的。
    でもなんか救いがなさすぎるというか、いや救いはあるのかも知れないけれど…。
    個人的に、最後が急ぎ足だったかな。歪みに歪んだ典彦の執着と愛憎の背景が描ききられず終わった感覚がありますが
    最後辛くなりすぎてこちらも駆け足で読んだので、理解しきれてないのかも。
    でももう一度じっくり読むのはこちらの精神力も試されるというか…。
    とにかく登場人物全員が心(体も)が痛み苦しい物語でした。
    2023/04/03
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    バナナさん
    4.0
    読むのも一苦労だった。なんやかんやありつつ、なんだろう。これはそれぞれにハピエンという事なのかなぁ。複雑。

    ただ小冊子はいらなかったなぁ。そのまま終わりにして欲しかった。小冊子で消化不良になった。
    2022/06/14
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    リンゴさん
    4.0

    え?終わり!?

    急いでまとめて端折って終わらせましたって感じの終わりでモヤモヤが残ります。
    4巻までは、たまたま読んだ自分を褒めたい!
    出会えた奇跡に感謝!!レベルの
    「神作品」だと思っていたので本当に残念な終わり方が悔やまれる…
    4巻までは文句なく☆5ですが
    最終巻の残念さで☆1つマイナスしました。
    2022/03/25