「溺愛が推しを救う?──ならば愛する!」神谷虎彦はアラサー社畜、こっそり重課金ゲーマーとして最推しが幸せになれるエンディングを望み、あらゆるルートを試してきた。しかし非情にも最推しは闇落ちエンドを迎え滅びる。虎彦は泣いてペットのフェレット虎太郎に訴えかけた。するとどうだろう、虎太郎が神の御使いとなり、ゲーム世界と現実世界をひとつにしてしまった。現実世界に生きている最推し。彼にとって都合のいいやつ扱いされている美少年に姿を変えた自分。虎太郎は言う──「パパ、あいつと大好きして幸せするの、好き好きしてあげたら、闇落ちしないでパパとずっと一緒で幸せになれるの!」フェレット虎太郎への好き好きと、ニンゲンへの好き好きは意味が違うのだがしかし、最推しは目の前にいる。虎彦は心に決める。救うしかないと。こじらせ当て馬な最推しと、こじらせ重課金オタクの新たな恋が、ここに幕を開ける!
