エース・坂本(さかもと)の存在に劣等感を抱く小笠原(おがさわら)たちが出て行ってしまい、鷲ノ森高校野球部は分裂してしまう。そしてギリギリの人数で信明学園と対戦することになった鷺ノ森高校だが、クロカンこと黒木竜次(くろき・りゅうじ)の英断が勝利を導く。一方、その試合をテレビで見ていた小笠原たちは、野球がやりたい気持ちに苦悩していた。そんな中、主力選手・備前(びぜん)が負傷して……!? 「誰の力も借りずに、自分一人で乗り越えるしかないんだ…」――。詳細
溝の子@減量中通報5.0全く先がよめない!面白い!読み始めはクロカンの達観したところが、何だかアガサの某探偵のようで焦れたけど、それ以上にスカッとするほどの展開があって面白い。勝つかと読者に思わせていて、ストンと負ける。選手達の感情や努力を見ているだけにすごく悔しかったけれど、でもこれが高校野球。暑苦しく泥臭く、変にドラマチックに仕立てていない、けれどもリアルで野球を一切知らない読者でも一緒に野球が出来る漫画だとわたしは思った。すっかり携帯を握る手が汗ばんで、鼓動は早くなって、汗と土のにおいが鼻を掠めたような気になってしまう臨場感が心地良い。わたしも読んでいるときはナインの一人だった。ドラマチックという言葉をこの漫画には使いたくないし、きっとそういう類いの漫画ではないと思うので、どんな言葉で表現したらいいのかと問われたら一つしかない、これが高校野球なんだ。です。それと最後に、瞳さん綺麗。めっちゃ綺麗。彼のことを理解して、けれども押し付けがましくない。いい女です。うらやましい。女として嫉妬するほどに。2013/10/04いいね