鷲ノ森高校廃校まであと2年、クロカンこと黒木竜次(くろき・りゅうじ)は総勢16人の野球部を、全員攻撃、全員守備、全員で点を取る全員野球をする新生チームに作り上げていた。そして夏の大会へと臨み、ベスト8まで進出するのだが戦力不足により敗退してしまう。その後、3年生の山内(やまうち)たちが引退し、クロカンは備前(びぜん)をキャプテンにする。一方、桐野高校は新監督に高塚(たかつか)が就任して……!? 「苦しい時は、バカになれっ!」――。詳細
溝の子@減量中通報5.0全く先がよめない!面白い!読み始めはクロカンの達観したところが、何だかアガサの某探偵のようで焦れたけど、それ以上にスカッとするほどの展開があって面白い。勝つかと読者に思わせていて、ストンと負ける。選手達の感情や努力を見ているだけにすごく悔しかったけれど、でもこれが高校野球。暑苦しく泥臭く、変にドラマチックに仕立てていない、けれどもリアルで野球を一切知らない読者でも一緒に野球が出来る漫画だとわたしは思った。すっかり携帯を握る手が汗ばんで、鼓動は早くなって、汗と土のにおいが鼻を掠めたような気になってしまう臨場感が心地良い。わたしも読んでいるときはナインの一人だった。ドラマチックという言葉をこの漫画には使いたくないし、きっとそういう類いの漫画ではないと思うので、どんな言葉で表現したらいいのかと問われたら一つしかない、これが高校野球なんだ。です。それと最後に、瞳さん綺麗。めっちゃ綺麗。彼のことを理解して、けれども押し付けがましくない。いい女です。うらやましい。女として嫉妬するほどに。2013/10/04いいね