BEASTARS　20

この作者さんのほかの作品も、ハズレがない面白さ。

パラレルワールドであるのに、キャラクターの深みも世界の構築度もキチキチしてないけど隙がない感じ。
お話の世界に今のところ〈ヒト〉は登場してないし、おそらくあの世界には人類はいないのだろうけど。

まだ途中までしか読めていないけど、どう完結するのか？とても楽しみ。
そして完結まで読んでしまうのがなんだか惜しいような気がしてくる。

この作者さんの頭のなかはどうなってるんだろう。
ほかの作品を読み進めるとともに、今後の作品を読めるだろうってことが楽しみ。

YOASOBIの怪物を先に知ってから読み始めたのですが、内容が深く何回も読みました。

最初の食殺事件が軸になってるストーリーまではとても面白かった。レゴシが学校をやめてアパートの住人と仲良くなっていくあたりもまぁ良かったけど、それ以降はアレコレ設定散りばめてキャラ増やしたわりにはどれも回収しきれずにとっちらかりまくりで、終わらせるためだけに何とか描き切りましたってかんじで最後の3巻くらいは本当につまんなかったです。メロンとの決戦も(過去エピソード込みで)安っぽすぎてめっちゃ白けました。11巻で買うのやめとけばよかったなぁ…勢いでラストまで買っちゃって後悔してます。

人間界ではありえない事がこの世界では当たり前にあって、ドキドキしながら読んでました。大好きな作品です。もっとレゴシくんとハルちゃんの恋愛にフォーカスしてほしかったくらいにこの二匹が大好きです！！

祝完結！思い起こせば、読んでる自分の頭の中が常に忙しい作品だった。連載中も世の中の価値観が少しずつ変わって多様性という言葉を聞くようになってきたけれど、世の中が寄ってきたのか、作品自体も更に自然に寄っていったのか、どっちなのかなと思って見ていた。そしてこの壮大なデビュー作、ご本人の年齢を重ねた成長と共に設定も話も練って練って広がってきたのだろう。そのパワーはすごい。自分が大人になったからか、清々しいラストだった。 主軸ながら主話からはよく遠ざかるハルちゃん。久しぶりに見ると、他の登場人物に比べて書込み少なめシンプルラインの白い兎。スヌーピーのような安心感がある。