幼くして両親を亡くし、心やさしい叔母に育てられたヘレン。その叔母が全財産を失い途方に暮れていたとき、とある招待状が届く。差し出し人は叔母の一族の長である伯爵ブリッジミア卿。人嫌いの彼はクリスマスにだけ親戚を集め、施しをするという。招待状は毎年捨てていたけど、もう伯爵に頼るしかない…。――いざ伯爵邸に着くと、叔母が倒れてしまい、慌てたヘレンは近くにいた従僕に助けを求めた――その従僕が、屋敷の主ブリッジミア卿とも知らずに。詳細
na~^uu^ฅ通報5.0もと先生の作品が好きで購入しました。英国物が得意なもと先生に相応しいお話。お屋敷やお庭もすごく素敵に描かれてます。特に伯爵がヒロインを案内した、樹氷のトンネルに日が差して『大聖堂の天井のよう』とヒロインに言わしめたシーンがとても好き。この時代のクリスマスの様子や階級の違う子供たちの交流なども描かれてて、こうやってノブレス・オブリージュを体得していくんだなとか思いました。ストーリーも氷の伯爵と呼ばれる伯爵の心の氷が、少ーしずつ、少ーしずつヒロインの心持ちの良さ(ホントに健気ないい子)で溶けていく様子にキュンキュンしました。2018/06/13いいね(3)
ブドウさん通報5.0文句なしに良作!高潔な心を持っているが経済的に困窮している娘と 悲しい過去のせいで氷の伯爵と呼ばれる男が 結ばれる話。ハーレクインの王道パターンですが、クリスマスに相応しい愛ある話です。絵も丁寧で好感が持てる、この話に合ってます。2017/01/24いいね