既刊(1-12巻 最新刊)

メイドから母になりました

異世界転生もので魔法が使える人がいたり妖精がいたりと、よくある設定ですが、個性的キャラ多めでちょっとしんどいです。
また、周りの進展は早いのに、主人公たちだけ牛歩レベルで、ちょっとイラつきます。
キリのいい部分もなく、ダラダラしているので、思いきって8巻でリタイアします。

もう少しサクサク物語が進んで欲しいなぁと思う部分もありました。
レオナールとリリーは現代でイメージすると事実婚のような感じなんですかね。
王太子、王太子妃から信頼を得ている特別なメイドとして働けるのが凄い。しかも、王太子妃からの信頼が厚すぎて王太子に目の敵にされて厄介払いのように、レオナールの元で母親業をすることとなる。
リリーは、周囲に恵まれていますよね。
自分を必要としてくれる人がたくさん居る中で働けて、羨ましいです。

ある意味画力が無い、表現力が無い？
読んでて「なんか疲れるな、面倒くさいな」と感じて改めて絵面を見ると、半分が吹き出しである事に気付く。例えば魔法の事でもセリフの説明で済ませようとするが、読者がキャラクタから、設定をレクチャーされているような違和感。

話はまどろっこしいし、キャラにもメリハリや個性が無く、途中で固有名詞が出てきて(それも台詞)も「誰？」てなる。
そもそもなんでヒロインがモテるのかも謎。レオに結婚を焚き付けるためのネタなのだろうが、実はモテていた事すらセリフで説明させるだけ。
心に響く台詞がある訳じゃなし、なんなら読んだ時間返してほしいくらい。

転生ものはけっこうありますが、このお話しはメイドから母とよばれる過程が中心で面白いです。

やっと前進した感じがあります。絵にはあまり惹かれませんが、ストーリーには味わいがあると思います。どういう終着点になるのか、気になります。