かつて「唐風」の受容に注力した日本美術は,平安貴族のもと優美な「和風」を確立し,鎌倉時代には大陸・半島との交流や武士の台頭を経て,多元的な展開を迎えた.この「日本的なる美」は,誰によって,いかにして創られたのか.美術史・歴史研究に影響を与えた著者唯一の単著に関連論文を付して文庫化.(解説=池田忍)詳細