｢この世は戦う価値がある｣のレビュー・感想

この主人公はキツイわー。と思ったのも束の間、サイコーです。掴みはオッケー。掴まれました。

自分を殺して会社でも彼氏にも言われるまま使われて、嫌な感じだなぁって思ったら、主人公がかなりの変身。そこまで出来るの羨ましいし、スッキリする。

うわっまたイライラする対セクハラモラハラ忍耐系の主人公をしばらく見なくちゃいけないのかーっと思ったら、人格別っ？て思うほどスカッとする事するじゃん！どうしてどうして？と読み進めてしまいました。そして今後も読み進めます

主人公のネガティブな一面と、前向きにつよく生きようとする面があり、先が読めない話です。出てくるキャラクターも人間味があり、心に残る作品でした。

説教系まんがかなと思ったら、なんかよくわからない展開へ。自分の人生大切にするぜ！というスタートなのに、なんか全然大切にしてないし、謎のこだわりを発揮するし、これでよくブラック企業に勤めてたな！？って破天荒さだし、かといって突き抜けてて爽快ってこともなくグダグダだったり、たぶんもっと極端に描き切ることができるのにやらない印象。そこがいいゆるさになっていて、読んでてほどよい。