恋人ロボは僕に言った。「私に愛情はありません。機能があるだけなんです」そして彼女は姿を消した。高いビルから飛び降りたのだ。宅配ロボ、監視ロボ、尋問官、教師……ロボットたちの“単なる機能”が、私たちに“ココロ”を見せる。第17回手塚治虫文化賞「短編賞」を受賞した寓話的オムニバス!!ーー愛も痛みも感じぬキカイが、ヒトの想いを守り続ける。詳細
ブドウさん通報5.0ただそこにある、余りある愛。深いです。絵はどちらかというとシンプルで話も淡々としてはいますが、心に訴えかけてくるものがあります。所詮は機械。そう思っているのは人間側の方であって、その機械にも感情が芽生えたならば。愛を持ち合わせたとしても、その愛を与える存在をなくす。何度となく記憶をリセットされ、中古品として売られる。存在価値があるだけまだまし、という見方もできますが、ハスキー犬しかり、タピオカしかり。ブームなるものに躍らされ、大量生産されては廃棄され、いつの時代も同じような繰り返しは続くのだろうな、と、物語とは逸れますが、時代による移り変わりのようにも感じました。作者の方の他の作品にも共通して言えますが、タイトルが秀逸です。2019/10/25いいね(1)
オリーブさん通報5.0考えさせられました単なる近未来的なロボットギャグ漫画かと思って油断してたけど全然違っていた。色んな事を思い出させられ、様々な事を考えさせられました。2018/03/20いいね(1)